野生鳥獣被害対策への取り組み  
   

 猪・鹿駆除の取組

 14年前に1.4haの農地を相続した。我が国では農地を相続すると「農家」と呼ばれる。既に会社勤めしていても、好むと好まざるに拘らず、職業は「農業兼会社員」と呼ばれる。相続時には植木が栽培されていたが、農地は荒れ放題になっていた。全ての樹木を撤去し、新たにブルーベリーと栗、その他果樹類を植栽し、一部を家庭菜園にした。鹿・猪防除のために電気柵を回らした。

   電気柵の施工

 

 当初はこのような形で電気柵を施工したが、鹿は飛び越えてしまうし、猪は電圧が低かったために侵入してしまい、効果が無かった。電気柵業者も経験不足で、転圧が3500V位であった。施工費は、東多田園と上木津園合わせて約50万円 効果無し

   次に、ワイヤー入りのネットを施工

 

 このネットでは鹿は飛び越えることはほぼ不可能。欠点としては①ワイヤー入りで猪も駆除できると考えていたが、食いちぎられて侵入され、その穴から鹿も侵入することが分かった。また、ネットの下の雑草が刈れないのが欠点だ。施工費は約80万円→完璧ではないことが分かった

 
 猪に開けられた穴の補修に追われる   ネット際の雑草は鎌でしか刈れない

   そこで今回新たに30万円を投じて次のような形態にした。

 

上部のネットは鹿対策としてそのままにして、下部に電気柵を2段にして猪対策とした。

 最近は電源本体も改良されて。電圧も3500Vから旧型7700Vと新型は9900Vに引き上げられた。

電源はソーラーにして24時間入れっぱなしにしている。

  

      本体                   充電器

  

      ソーラーパネル             電圧9900V

これでほぼ完璧と考えられ、もう何もしてくれない行政に頼る必要もないと今のところ安心している。

 後は、ブルーベリーの防鳥対策、ヒヨドリ・すすめ・カラスの対策が未だ出来ないでいる。

 
 20mmのネットではヒヨドリとスズメはストレートに出入りする。

 防鳥網の設置には通常7mm のネットを使う必要があり、10a 当たり数百万かかるので、補助金無しでは到底施工できないし、安易に補助金を得ることも考えものである。

 問題点が発生
 雄鹿がネットに角を絡ませて動けなくなっていた。個人ではどうしようもなく、私は春になれば角が自然に抜けるので、そのまま放置することにしていたが、行政がやってきて補殺処分してしまった。私は野生動物は出来る限り殺したくないし、特に私の農地で殺戮はしてもらいたくない。そのために無農薬栽培も実施しているのに・・・。自然と共存する農業を目指している。

 

 
     
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